「肩がずっと重い」「首がこって頭痛までする」「マッサージに行っても、すぐ元通り」——40代になって、肩こり・首こりが慢性化していませんか?
管理栄養士のnaoです。肩こりは「もむ」だけでは根本改善しにくいもの。実は血流・筋肉・神経の働きを支える栄養が不足していると、こりは治りにくくなります。今回は40代の肩こり・首こりを、食事とセルフケアの両面からやわらげる方法をお伝えします。
なぜ40代は肩こり・首こりがひどくなるの?
肩こりは「筋肉の緊張→血流の悪化→老廃物がたまる→さらに緊張」という悪循環で起こります。40代でこじれやすいのには、こんな理由があります。
- 筋肉量の低下:加齢で筋肉が減り、頭や腕を支える力が弱くなる
- 血行不良:冷えや運動不足で血流が滞り、筋肉に酸素・栄養が届かない
- スマホ・パソコンの長時間使用:前かがみ姿勢で首・肩に負担が集中
- 栄養不足:筋肉や神経の働きを支えるミネラル・ビタミンが足りない
もみほぐしは一時的な対処。血流を良くし、筋肉と神経を栄養で支えることで、こりにくい体に変えていきましょう。
肩こり・首こりをやわらげる栄養素
ビタミンE:血行を促してこりを流す
血管を広げて血流を良くし、たまった老廃物を流します。肩こり対策の主役ともいえる栄養素。冷えからくるこりにもおすすめです。
豊富な食材:アーモンド・アボカド・かぼちゃ・オリーブオイル・うなぎ
ビタミンB1:筋肉の疲労をためない
糖質をエネルギーに変え、筋肉に疲労物質をためにくくします。不足すると疲れやこりが抜けにくくなります。
豊富な食材:豚肉・玄米・大豆・うなぎ
マグネシウム:筋肉の緊張をゆるめる
筋肉の収縮と弛緩を調整するミネラル。不足すると筋肉がこわばり、こりやつりが起きやすくなります。意外と不足しがちなので意識したい栄養素です。
豊富な食材:海藻・ナッツ・大豆製品・玄米・ほうれん草
カルシウム:神経の興奮を鎮める
マグネシウムと協力して筋肉・神経の働きを整えます。不足するとイライラや緊張が高まり、こりにもつながります。マグネシウムとセットで摂るのがポイントです。
豊富な食材:牛乳・チーズ・小魚・小松菜・豆腐
たんぱく質:筋肉そのものを支える
頭や腕を支える筋肉の材料です。不足すると筋肉が衰え、姿勢を保てずこりやすくなります。毎食しっかり摂りましょう。
豊富な食材:肉・魚・卵・大豆製品
肩こり対策に効く簡単レシピ2品
豚肉とほうれん草のごま炒め【ビタミンB1・マグネシウム・E】
豚肉のビタミンB1、ほうれん草のマグネシウム、ごまのビタミンE。肩こり対策の栄養がそろった、血流アップの一品です。
材料(2人分)
- 豚こま肉 150g
- ほうれん草 1束
- すりごま 大さじ1
- しょうゆ・みりん 各大さじ1
- ごま油 小さじ1
作り方
- ほうれん草はゆでて4cm幅に切る。豚肉はごま油で炒める。
- ほうれん草を加え、しょうゆ・みりん・すりごまで味を調える。
- 冷蔵で2〜3日保存可能。
しらすと小松菜の和え物【カルシウム・マグネシウム】
しらすのカルシウムと小松菜のカルシウム・マグネシウム。神経と筋肉を整える組み合わせで、火を使わず作れます。
材料(2人分)
- 小松菜 1/2束
- しらす 大さじ3
- ごま油 小さじ1
- しょうゆ 少々
- 白ごま 適量
作り方
- 小松菜をゆでて水気を絞り、3cm幅に切る。
- しらす・ごま油・しょうゆ・白ごまと和える。
- 冷蔵で2〜3日保存可能。
食事+αで肩こりを撃退する習慣
- ✅ 肩を回す・首をゆっくり倒す:1時間に1回、こまめに動かして血流を促す
- ✅ 蒸しタオルで温める:首・肩を温めると血流が良くなり、こりがゆるむ
- ✅ 湯船につかる:シャワーだけで済ませず、全身を温めて血行アップ
- ✅ スマホは目の高さに:下を向く時間を減らし、首への負担を軽くする
そして根本的に効くのが「筋肉を動かして血流を良くする」こと。私は普段「食事8:運動2」とお伝えしていますが、肩こりには適度な運動がとても効果的です。体を温めながら全身を動かせるホットヨガは、冷え・むくみだけでなく肩こり対策にもおすすめ。カルド(CALDO)なら初回550円・手ぶらで体験できるので、続けられそうか試してから決められます。

管理栄養士の肩こり・栄養豆知識
豆知識①:カルシウムとマグネシウムは「2:1」で
この2つは協力して筋肉・神経を整えます。カルシウムだけ摂ってもうまく働かないので、海藻・ナッツ・大豆でマグネシウムも一緒に摂るのがポイントです。
豆知識②:冷えは肩こりの大敵
体が冷えると血流が悪くなり、こりが悪化します。夏の冷房や冷たい食べ物で体を冷やしすぎないこと。温かい食事やビタミンEで血行を保ちましょう。
豆知識③:しびれ・強い痛みは受診を
手のしびれ、片側だけの強い痛み、頭痛やめまいを伴うこりは、頸椎などの不調が隠れていることも。食事とケアは予防・サポート。気になる症状が続くときは医療機関に相談しましょう。
まとめ
- 40代の肩こりは筋肉量低下・血行不良・姿勢・栄養不足が重なって起こる
- ビタミンE・B1・マグネシウム・カルシウム・たんぱく質で血流と筋肉を支える
- 温める・こまめに動かす・湯船につかるで血流アップ
- 根本改善には適度な運動。しびれ・強い痛みは受診を
肩こりは、もみほぐしだけでは繰り返しがち。食事で血流と筋肉を内側から支えながら、温めて動かす習慣を続けることで、こりにくい体に変わっていきます。毎日がんばる肩と首を、内側と外側の両方からいたわってあげましょう。

