「夏になると食欲がなくなる」「だるくて疲れが抜けない」「冷たいものばかり食べてしまう」——毎年夏バテに悩まされていませんか?
管理栄養士のnaoです。夏バテは「暑さ」だけが原因ではありません。食事の偏り・水分不足・冷えによる胃腸の弱りが重なって起こります。特に40代は基礎体力が落ちて夏バテしやすい世代。今回は夏バテを予防・回復する食事術を管理栄養士の視点でお伝えします。
夏バテはなぜ起こる?40代が注意すべき理由
- 食欲低下による栄養不足:そうめんなど炭水化物に偏り、ビタミン・タンパク質が不足
- 冷たいものの摂りすぎ:胃腸が冷えて消化機能が低下
- 水分・ミネラル不足:汗で失われるミネラルが補給できていない
- 自律神経の乱れ:冷房と外気温の差で体力を消耗
40代は若い頃より体力の回復が遅いため、夏バテを「予防」する食事が特に重要です。
夏バテ予防に必要な栄養素
①ビタミンB1(疲労回復の要)
糖質をエネルギーに変える栄養素。不足すると疲れやだるさが続きます。夏に そうめんやそばだけだと、糖質ばかりでビタミンB1が不足しがちです。
- 多い食品:豚肉・うなぎ・大豆・玄米
②タンパク質(体力維持)
食欲が落ちるとタンパク質が不足し、筋肉量・体力が低下します。さっぱり食べられる工夫が大切。
- 多い食品:鶏むね肉・卵・豆腐・冷しゃぶ
③クエン酸(疲労物質を分解)
疲労回復を助け、食欲増進にも役立ちます。さっぱりした酸味は夏に食べやすい。
- 多い食品:梅干し・レモン・お酢
④カリウム(むくみ・だるさ対策)
汗で失われやすいミネラル。不足すると、だるさやむくみの原因に。
- 多い食品:夏野菜(トマト・きゅうり・なす)・バナナ
夏バテ予防の食事の3つのコツ
コツ①:炭水化物だけの食事を避ける
そうめん・冷やし中華だけで済ませると栄養が偏ります。豚肉・卵・薬味をトッピングするだけで栄養バランスが整います。「そうめん+豚しゃぶ+ねぎ・みょうが」のように一工夫を。
コツ②:冷たいものばかりにしない
冷たいものは胃腸を冷やして消化機能を弱めます。1日1回は温かい汁物を摂って、内臓を温めましょう。味噌汁はミネラル補給にもなり一石二鳥です。
コツ③:水分とミネラルをこまめに
のどが渇く前にこまめな水分補給を。汗をかいたらミネラルも一緒に補給することが大切です。ノンカフェインのお茶なら、利尿作用を気にせず家族みんなでゴクゴク飲めます。
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夏バテ予防の1日の食事例
朝食
ご飯+納豆+豆腐とわかめの味噌汁+バナナ → タンパク質・ビタミンB1・カリウムをしっかり
昼食
豚しゃぶそうめん(薬味たっぷり)+トマト → 炭水化物に偏らせず、豚肉でビタミンB1を補給
夕食
うなぎor鶏むね肉の梅しそ焼き+夏野菜の煮浸し+味噌汁 → スタミナ食材+温かい汁物
間食・水分
ヨーグルト+果物+ノンカフェインのお茶をこまめに
管理栄養士の夏バテ・栄養豆知識
豆知識①:豚肉+にんにく・玉ねぎで疲労回復力アップ
にんにくや玉ねぎに含まれるアリシンは、豚肉のビタミンB1の吸収を高めます。夏のスタミナ料理は理にかなっているのです。
豆知識②:冷たい飲み物は常温・少量ずつ
一気に冷たい水を飲むと胃腸に負担がかかります。少量ずつこまめに、できれば常温に近い温度がおすすめです。
豆知識③:夏こそしっかり食べる
「食欲がないから食べない」と栄養不足になり、さらに夏バテが悪化する悪循環に。少量でも栄養価の高いものを選んで食べることが大切です。
まとめ:夏バテは食事で予防できる
- ビタミンB1(豚肉)・タンパク質・クエン酸・カリウムを意識
- 炭水化物だけの食事を避け、トッピングで栄養補強
- 1日1回は温かい汁物で胃腸を温める
- 水分とミネラルをこまめに補給
夏バテは「なってから治す」より「ならないように予防する」のが鉄則。毎日の食事を少し工夫するだけで、今年の夏は元気に乗り切れます。暑さに負けない体を、食事から作っていきましょう。
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